モデルベース開発

環境構築(3)

今回は、RTAI-Lab上でI/Oボードを動かしてみます。「RTAI-Labってフリーでしょ?本当にリアルタイム処理が出来るの?」とお疑いの方は、画像を見ていただくだけでもおおよその性能が分かって頂けるかと思います。 たまたま、インターフェース社のPCI-2727というボードが遊んでいました。このボードはDIOボードです。そこで、Scicosモデルからこの子をコントロールして、矩形波を出力してみる

環境構築(2)

今週は、RTAI-Labを動かしている所をお見せします。「フリーのリアルタイムシミュレーション環境がどんな感じか、手っとり早く調査したい!」という方は、30秒間だけ、スクリーンショットをざーっと流し読みしていただくだけでも価値があるかと思います。 RTAI-Labは、 ・Scicos + RTAI-Lab ・MATLAB/Simulink/Realtime-Workshop + RTAI-Lab

環境構築(1)

まずは動かしてみるべく、インストール作業を行いました。なかなかに難航したのですが、なんとかインストールまで完了しました。ただし、これだけで土日をまるまる2日、つぶしてしまいました・・・ちゃんと動かしてみるのは来週になりそうです。 環境としては、 ・Linux : Fedora 11 ・RTAI-Lab :  3.7.1 です。 「FreeHILSはさておき、完全フリーであるScilab+RTAI-

下調べ

今回は、FreeHILSに使えそうなパーツについて、ざっくりと情報を集めてみました。「HILSシステムのコストダウンの可能性検討」をされている方や、「モデルベース開発に関する情報は何でも集めて、シミュレーション関連に強くなりたい!」と考えていらっしゃる方にとっては、面白い話になるかと思います。 さて、Scicosと、ScicosでHILSっぽい処理が出来るようにしてあるものが、既に存在するという事

FreeHILSプロジェクト

今回から、『FreeHILSプロジェクト』の内容を記事にしていきます。今回から始まる一連の記事では、1からHILSシステムを構築します。1からとは、HILSそのものから作るという意味です。HILS作成のための、極めて具体的なノウハウを色々とご提供できるかと思います。 『FreeHILSプロジェクト』とは、HILSを極力フリーのツールで構築して、そのHILSで何か検査装置を作ってみよう!というもので

HILS高速化(3)FPGA

今回は、FPGAによるHILS高速化についてご説明します。FPGAを使う事で何ができるのか?を理解する事で、HILSを構築する際の、技術的な引き出しが1つ増える事になります。 さて、HILSの高速化方法ですが、CPUを使った演算をする限りは、もう限界に達してしまいました。これ以上高速化するには、FPGAに頼るしかありません。(FPGAって何?) CPUは、クロックは数GHzととても高速です。それ

HILS高速化(2)マルチノード

前回は、マルチレートモデルを作る事によって並列処理を行うための方法をご紹介しました。 今回は、それをマルチノードという仕組みを使って行う方法をご紹介します。マルチノードシステムを組むのは、なんとかしてHILSを高速化するためです。なんとかして高速化するためには、マルチノードの原理を理解しておくことが重要です。原理を理解すれば、マルチノードのシステムを組む際に、何に注意すれば良いのかが分かるようにな

HILS高速化(1)マルチレート

今回から数回に分けて、HILS高速化のための方法をご説明します。 いま持っているHILSのパフォーマンスを上げたい。でも、どうやっていいのかがよく分からない、という場合があります。そういう時は、まずHILS高速化のための基本的な概念を理解する必要があります。そうすれば、どんな手を打てばHILS高速化ができそうかイメージが湧いてくるようになります。 さて、HILSのボトルネックは何と言ってもモデルの

モデルベース開発は有用なのか?

何やら「モデルベース開発」がいいらしい、という話はあちこちで耳にします。これは、UMLによるモデルでも、Simulinkモデルでも同じです。 UMLモデルが嬉しいのは、システムの中身を理解しやすくなるからです。システムの「構造」をモデルで表す事で、システムの中身を理解しやすくします。UMLモデルを見る事で、このシステムって要するに何なの?という事が分かります。 一方、Simulinkモデルによる嬉

HILS構築上の注意点

今回は、HILS構築上の注意点についてご説明します。ちょっとした注意点ではありますが、ここに気をつけるだけで随分とトラブルが減るはずです。 前々回の記事では、HILSの分類法について3つの軸を導入しました。 これらのうち、「表示機能」と「I/Oの種類、数」については、あまりトラブルにはなりません。目に見える部分なので、自然としっかり詰められる部分だからです。 問題は、「なるべく高速に」という部分で